腹腔鏡手術から開腹手術になってしまう条件
腹腔鏡の手術をすることになっても、手術中に開腹手術に変わってしまうケースもあります。主に、癒着がひどいときや、出血などの危険性が高くなったときです。
このようなことがありうることは、手術をするにあたって必ず病院側から説明をしてくれます。それをきちんと頭に入れたうえで手術にのぞみましょう。
腹腔鏡の手術から開腹手術に変わってしまうおもな条件は以下のようになります。
1.子宮や卵巣などの病気の部分が予想よりも範囲が広い場合・・・病気の部分の範囲が広いととりきれないため。
2.悪性のがんが見つかってしまった場合・・・「がん」は、「がん」の部分だけでなく転移を予防するためにリンパ節をとることもあるので、リンパ節まで手術するとなるとお腹を開いて手術するしかなくなるため。
3.癒着をしている範囲がとても広くなっていて、しかも癒着が強力ではがすのが大変な場合・・・癒着をはがすときは大量出血してしまうことがありますので、出血にも対応できるようにお腹を開く必要があるため。
4.手術中に、大量出血が予想され事態になった場合・・・大量出血してしまうと命の危険性がでてきますので、出血量によっては危険をさけるためにお腹を開く必要があるため。