腹腔鏡手術はどんな手術なの?
腹腔鏡の手術は、お腹に2〜4か所の小さな穴(径5〜10mmの切開)を開けて、そこからビデオカメラや小さな手術道具(腹腔鏡や特殊な鉗子)を体内に入れて、ビデオモニタを見ながら「のう腫」をとったりする手術です。
お腹を大きく切らないため、手術がしやすいようにとお腹にガスを充満させてお腹の中を広げて手術しますので、手術の後はガスが残ってお腹がはったりします。ただ、ガスは自然と抜けていきますのでほとんどの場合は心配ありません。
卵巣の腹腔鏡手術ってどんなふうにするの?
どんなふうに卵巣を手術するのかというと、まず卵巣が子宮と癒着していることが多いので癒着をはがします。
そのあとに、卵巣を体の外に取り出して病気の部分を取り除き体の中へ戻します。
傷を縫うときは体の外側に糸が見えないように縫うので糸が目立つことはありません。
腹腔鏡手術の傷の例↓
実際にどのように切っているのかがわかる手術の映像がわかる動画がありましたので参考にしてください。
なお、手術自体は子宮外妊娠の手術で1か所しか穴を開けていません。
実際の内臓がなどが容赦なく出ていますので苦手な人は再生しないでください。
腹腔鏡による卵巣のう腫の手術の実際の動画はコチラ↓
腹腔鏡手術のメリット
傷が小さくて済む
傷が小さくて済むので、手術の痛みもすぐになくなりやすい(開腹手術は退院後も痛いです・・・)
入院日数が少なくてすみ、仕事復帰しやすい
腹腔鏡手術のデメリット
入院日数は少なくて済むが手術代は開腹手術よりも高い。ただし、入院日数は少ないのでトータル的には開腹手術より少なくなるでしょう。
内視鏡の手術は、高度が技術が必要でありこの手術ができる 医師を探すのが大変であり、見つけたとしても手術待ちの期間が長い。